菌神社

現在、栗東歴史民俗博物館で開催されている「中沢の歴史と文化」展に関連して・・中沢の菌神社を再訪。大祭で供えられるジャコの馴れずしを見に行きました。

菌神社は、社伝によれば古くは草平社といい、舒明天皇9年(637)に勧請されたとされています。社殿は、神社に伝えられる棟札の銘文から、正中2年(1325)に新造されたことがわかっています。その珍しい名前から、キノコの愛好家からも注目を集めています。
春の大祭では、湯立て神事の後、供えられたジャコ寿司がふるまわれます。

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神事の湯釜。

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直会の準備がすすめられています。

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湖国の郷土色が盛り付けられています。

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これがジャコ寿司です。以前は中沢の池で取れたフナなどが漬けられていたそうですが、現在はワカサギを漬けているようです。冬に塩漬けしたジャコを洗って、焼酎につけ、二升の飯に漬けこまれます。多量の砂糖も投入され、仕上がりもほんのり甘みがあります。漬ける期間も短いので、魚の形をしっかりとどめています。

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「おさがりやしおさどうぞ」と、ちまきもいただきました。
その珍しい神社名と神饌から研究者も訪れるなど注目されるこの祭。儀礼食を伝える方々のやさしさを感じました。

今、栗東歴史民俗博物館では小地域展「中沢の歴史と文化」が開催されています。
そこで、中沢の氏神である菌(くさびら)神社をたずねてみました。

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葉山川の堤防沿いにある、菌神社。堤防沿いの桜も、もうすぐ見頃です。

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菌神社は、社伝に舒明天皇九(637)年勧請されたとあります。はじめ口狭比良大明神と称しましたが、後に草平大明神、さらに安土桃山時代から菌大明神とよばれています。

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写真は拝殿。その奥に位置する本殿は嘉暦4(1329)年に上棟。延文4(1359)年に再建されました。さらに元禄4(1691)年に膳所藩主から神事料の寄進があり、新しく再建されています。一間社流造で、栗東市の指定文化財になっています。

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5月の例祭では、神饌としてじゃこのなれずしが供えられることが知られています。

さらに・・・
菌神社の北隣では、発掘調査で日本最小の銅鐸が出土しています。
弥生時代から、神聖な場所だったのかもしれません。

展示を見ながら、地域の散歩もいいものですね。

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