再生

旧中島家住宅かまど再生事業、いよいよ新しいかまど構築の日がやってきました。
20年間使われたかまどを砕いてふるった土、下戸山の田んぼからいただいた土、砂、藁スサなどを混ぜ合わせた土が、この日をまっていました!!

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朝からどんよりとしたお天気の中、まずは館長あいさつから。

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本日使用する木コテには、参加者のサインが入ります。サポーターの皆さんのサインのあと、市民学芸員も名を連ねます。

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旧中島家の庭で熟成させた土。今年の梅雨、能く雨が降ったので水分が抜けず、市民学芸員も四苦八苦しました。なんとか、使える土になってくれたみたいです。ひねたにおいが熟成を証明しています。
この土をつかって泥団子を作り、かまどを積み上げるのです。まず左官のプロ、宮奥さんの話を聞きます。

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土の中に、新しく刻んだ藁を入れ、水分を調節します。
長靴でフネに入り混ぜ混ぜ・・・。子供たちも大喜び。

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藁で水分を調節した土を団子にしていきます。
宮奥さんによれば、熟成されたこなれた藁と、新しく入る藁が混ざることで、かまどの強度が増すのだそうです。

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中島家の土間に設置されたかまどの内型。この周りに土を積んでいきます。

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まずは1段目。まだまだ先が見えません。

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まだまだ藁が必要です。
スタッフ、じゃんじゃん刻んでいきます。

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団子状の土をなじませていきます。

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焚口の様子。

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焚口の部分には瓦が使われます。
だいぶつみあがってきました。

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こんな感じです。ずいぶんつみあがったので、あとは明日のメンバーにバトンタッチです。

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雨の中、お疲れ様でした。

6月13日にBBC放送の地上波広報番組「ほっと栗東」で、栗東の歴史遺産をいかしたまちづくり、ということで旧中島家住宅かまど再生事業がとりあげられました。放送では5月におこなわれた、かまど解体の様子が紹介されました。市民学芸員の活動の様子も、ばっちり写ってました!!
放送を見逃された方、6月20日(土)18:05~18:10に再放送がありますよ~!!

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かまど再生、取材の様子(^.^)

4月19日日曜日、旧中島家住宅かまど再生事業の説明会が行われました。
市民学芸員の会も実行委員会として参加。

研修室では、平成26年度の調査成果として、大手前大学の岡本先生の話を聞きました。
参加者は60名、研修室は満員です。

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昨年度、旧中島家のかまどを3Ⅾ計測した成果が報告されました。かまどが詳細な計測により、立体的な画像になっています。そしてこれが動画となってスクリーンに映し出されました。圧巻です。これからの文化財保存には欠かせない技術になっていくのだろうなあ・・とただただ感心です。

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つぎに、実際にかまど再生の指導をしていただく、職人の宮奥さんの話を聞きます。
ここではかまどを再生していくための材料や手順について説明されました。ふるくなったかまどは粉々にしてふるい、次のかまど築造の素材となるということ,土に混ぜられるスサも、古畳をきざんでいれることなど、説明されました。究極のリサイクルに、一同感心。
このあと、かまどを再生する現場、博物館敷地の旧中島家に移動です。
ここからは市民学芸員の会の腕のみせどころ。

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かまどめしの3倍の人数のごはんを炊き、味噌汁を作ります。かまどの中でも最も大きい、10升炊き用で、なみなみと味噌汁を作ります。かまどもひと踏ん張り。
なお、かがんで味噌汁をよそってますが、再生後のかまどの高さはもうすこし高くなるみこみです。

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せっせとおにぎりを作ります。あつあつです。
参加者のかまどサポーターの皆さんに、かまどでたいたご飯を味わっていただくことができ、かまど再生事業への期待が膨らみます。

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イベント終了後、くつろぎのひととき。

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館長あいさつで本日の日程は終了です。
市民学芸員も、お役目が終わり、ほっと一息です。

いよいよ5月には、いまのかまどがこわされ、新しいかまどの材料となっていきます。

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