かまど

2015年09月18日

かまどのはじまり

 いよいよ明日9月19日(土)より、栗東歴史民俗博物館では、中島家住宅かまど再生事業関連展示「湖国のヘッツイさん」がはじまります。
さて、ちょっと昔の暮らしの中で、非常に身近であったかまど。
大昔はどうだったでしょうか。
何千年も昔の縄文時代から、人々の生活に、火はなくてはならないものでした。半地下式の住居のなかで、火をつかって調理していたけれど、その当時はかまどはありませんでした。縄文時代、弥生時代そして古墳時代前半くらいまでは、かまどではなく炉で調理をしていました。半地下の家に囲炉裏があるようなものでしょうか。
古墳時代中ごろになると、いろんな技術が朝鮮半島からつたわってきますが、かまどはそのころから作られるようになったのです。かまどは半地下式の家の端に粘土で作られ、煙はトンネルを通って屋外に出されます。調理の熱効率があがり、家の中の環境も良くなったと思われます。かまどのはじめのころには、韓国のオンドルのように、煙の道が屋内にL字状にめぐるものがあり、栗東でも発見されているのです。古墳時代後期にはかまどが普及していきます。そのころになると、つくりつけのかまどだけでなく、焼き物でつくられた移動できるかまども登場します。滋賀県で有名なのがそのかまどのミニチュア。大津市の古墳群で多く発見されており、渡来人の風習とされています。黄泉の国での飲食のための道具とかんがえられたのでしょう。飛鳥時代頃になると、住居が半地下の竪穴住居から掘立式のものに変わり、煮炊きの方法もまたかわっていくのです。

展示解説は9月26日(土)14:00~です。
ぜひ参加しましょう。

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2015年09月06日

旧中島家住宅かまど再生事業いよいよ大詰め

市民学芸員の会が、実行委員会のメンバーとしてかかわってきた、旧中島家住宅のかまど再生事業も、いよいよ大詰めです。

9月19日からは、かまど関連の展示が始まります。

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くらしのなかで、欠かせないかまど。そして神様のいる神聖な場所。
この展覧会では、こうしたかまどの歴史や信仰を取り上げられます。

そして・・・
市民学芸員のオリジナル事業として、10月4日には亀岡市内の愛宕社に訪れます。
乞うご期待!

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2015年09月05日

市民学芸員の会 9月例会のお知らせ

一雨ごとに秋らしさが増していきますね。
文化の秋。いがぐりの会の活動も盛りだくさんです!(連絡先は栗東歴史民俗博物館へ)
以下、9月行事です。

1都名所圖會輪読会 
  9月27日(日)14:30~

2旧中島家住宅かまど再生事業
★関連展示『湖国のへっついさん』
 9月19日(土)~11月3日(火・祝)
 発掘調査でみつかるミニチュア炊飯具から近代のタイルかまどまで、かまどの歴史が紹介されます。  
 また、愛宕信仰など、かまどの信仰についてもとりあげられます。
 9月26日(土)14:00~15:00 展示解説会です!!
★へっつい(かまど)開き!!
 10月12日(日)
 10:00~12:00 火入れ式
 伊勢大神楽(国指定重要無形文化財)森本忠太夫組による竈祓い・伊勢大神楽(獅子舞)上演
 13:30~16:30 
 講演「愛宕信仰と火伏せのいのり」
  講師 八木 透氏(佛教大学歴史学部教授)
 事例報告「向日市富永屋におけるかまど活用」
  報告 寺崎正直氏(富永屋の会・グループとみじん)
 意見交換会~旧中島家住宅再生かまど今後の活用方法

3見学会~愛宕さん参り~
 亀岡市内の愛宕社を訪れます。詳細は後日!
 トロッコ列車の乗車や、トロッコ嵯峨駅内のジオラマ京都JAPAN見学もあります。 

4竹村コレクション整理
 9月19日(土)13:30~
 9月26日(土)13:30~

5懇親会
 9月27日(日)18:30~
 「洗心亭」(草津駅東口徒歩5分)にて、会費6,000円

★RISSミュージアムロビーコンサート
 10月18日(日)18:00~
 「秋の宴~歌・フルート・ピアノ・舞い」
 旧中島家住宅にて開催!!(雨天時は博物館ロビー)

★今後の展覧会
・特集展示『古代の役所 その2』 11月14日(土)~12月27日(日)
 連続講座も実施されます  
 



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2015年08月08日

旧中島家かまど、いよいよ仕上げです。

毎日暑い日が続きます。
そんな中、旧中島家住宅のかまど再生もいよいよ最終段階です。

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一ヶ月かけて、じっくり乾燥していった新しいかまど。ダンボールで作られた内型が外れると、いよいよその全容が現れました。今日は参加者の皆さんと、かまどの表面にきめ細かな土を塗り、表面を仕上げていきます。

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猛暑のなか、仕上げ用の土をこねました。

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作業の前に、親方・宮奥さんがチェック。現在のかまどの状況、作業工程を参加者の皆さんに説明されます。市民学芸員も乾燥具合を確認。

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参加者の方々、順に上塗りをしていきます。
子供達の目には、どのように映ったかな。夏休みの、よい思い出になるといいですね。

さて、再生したかまどのお披露目は、10月12日(月・祝)に行われます。
火入れ式が10:00~12:00、伊勢大神楽森本忠太夫組による竈祓いがあります。
午後は講演会が開催されます!詳しくはまたお知らせします(^^)/













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2015年07月06日

旧中島家かまど再生ワークショップ 7月5日

かまど成形の作業もいよいよ大詰めです。この日は残り半分の積み上げです。

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雨は夜のうちに上がって、作業ははかどりそうです。

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残りの土はこれくらい。
土を追加で採取したのが、大正解だったようです。しかし連日の雨で少し水分量が心配。

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1日目終わった段階ではこの高さです。

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参加者が泥を団子状に成型する傍ら、市民学芸員はせっせと土をこねます。

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宮奥さんの指導の下、参加者は団子状にした土を積み上げます。黒い筒は内型。

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スサを入れた泥団子。

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目標の高さまでつみあがりました。
土の水分が多く心配されましたが、なんとかここまで来ました。

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表面にはやや柔らかめに調整した土を塗っていきます。
参加者のサイン入りの木こて。

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焚口も出来上がってきました。

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最終仕上げは参加者全員で。
その最後は市民学芸員ほかスタッフです。力の入れ具合は、思ったより難しい。

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長年管理されてきた田中さんや、今回のワークショップのコーディネーター岸田さん。

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館長のあいさつ。
これから8月まで、かまどはゆっくりと乾き、固まっていきます。
次回は8月8日。仕上げの作業です。





















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