2018年04月

市民学芸員が発足して10年。今年度は10周年を記念して展示や講演会、ワークショップなど、記念事業を開催します。鉄道模型のコレクション整理や、名所圖會の輪読、旧中島家でのボランティアなど、これまで市民学芸員が取り組んできたものから、「博物館を楽しもう!博物館で楽しもう!」をテーマに栗東歴史民俗博物館とともに事業開催します。ぜひご参加を!そしてぜひ会員になって私たちと活動しましょう!

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今年度は市民学芸員の会10周年を記念してイベント盛りだくさんです!!

①都名所圖會輪読
5月19日(土)午後1時半~
6月10日(日)午前9時半~

②文化ボランティア・竹村鉄道資料の整理 
5月6日(日)午後1時30分~
5月27日(日)午後1時30分~

③「多賀大社曼荼羅の拝観」と「近江地獄めぐり(大社前の参道絵馬巡り)」
5月4日(祝)多賀大社拝殿前10時30分集合 
参加できる方は栗東歴史民俗博物館まで。
(神社駐車場、駅前駐車場は無料ですが台数に限りがあります。電車・車どちらでも参加できます。高宮駅から多賀道をあるけば4.5kmの道のりです。)
駅到着後、駅前受付で「近江地獄めぐり」サービスマップ(500円)を購入。サービスマップには特典があります。(絵馬引換券、真如寺地獄絵図拝観券、大社のおみくじ引換券、マップ掲載各店のサービス。帰路は多賀駅から彦根駅まで100円で乗車できます。広域特典で河内風穴、あけぼのパーク多賀、高取山ふれあい公園の特典もあり)
11時に皆で拝観して入場。宝物展、庭、書院を拝見します(有料)。宝物展は5/3~5/5のみです。今年度は多賀大社参詣曼荼羅の展示があります。
12時半から地獄めぐりを歩きます。マップで特典がある店で昼食をとります。
地獄めぐり完了後解散です。高宮駅まで3km、南彦根まで4.5kmです。

④名所図絵を訪ねるバスツアー~山科方面
5月26日(土)9:00博物館集合 9:00~17:00
市民学芸員は8:30集合。
参加費1000円(拝観料・資料代・昼食代が必要) 定員40名(会員外も参加できます)
会員は5月6日までに申し込んでください。
会員外は5月7日~24日電話で栗東歴史民俗博物館まで。
広報5月号に詳細が掲載されています。

⑤講演会 博物館を楽しもう!~人生を豊かにする博物館の活用法 鉄道模型、藤織り、骨格標本~
6月10日(日)14:00~16:30栗東歴史民俗博物館研修室にて。
申し込み不要 資料代200円
講師 井之本泰さん(京都府立丹後郷土資料館元学芸員・丹後藤織り保存会会長) 西澤真樹子さん(大阪市立自然史博物館 なにわホネホネ団団長)栗東歴史民俗博物館市民学芸員の会竹村定治コレクション(鉄道模型資料)整理部隊

⑥博物館夏まつり
7月16日(祝)ビバシティ彦根
人間体重計を出張展示します。
参加できる方は早急にご連絡ください。栗東歴史民俗博物館まで。

⑦かまどめしを炊こう!
5月19日(土)6月16日(土)7月21日(土)8月18日(土)9月15日(土)10月20日(土)11月17日(土)9:30集合

⑧特集展示「博物館を楽しもう!市民学芸員10年のあゆみ」
5月19日~7月1日
 会員の方々、昔の会活動の写真があれば栗東歴史民俗博物館まで。

★市民学芸員の会は、平成20年に発足し、10年になりました★
平成30年度は10周年記念事業開催(④⑤⑧ほか)!!
★市民学芸員の会では、会員を募集中です★

◆いずれの行事も参加できる方は栗東歴史民俗博物館まで◆

都名所圖會の輪読からはじまった、この見学会。
平成29年度2回目は紅葉真っ盛り、11月19日の開催となりました。

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喧噪の円山公園をぬけると、すぐに紅葉真っ盛りの長楽寺山門にたどりつきます。
桓武天皇勅願で、伝教大師開基の長楽寺。平清盛の娘徳子が壇ノ浦の戦いで入水するも助けられ、出家したのがこの寺院です。出家した建礼門院は壇ノ浦の戦いで祖母とともに入水して8歳の生涯をとげた安徳天皇がいまわのきわまで身につけていたという直衣をお布施とし、自ら幡として菩提を弔いました。その幡は寺宝として残されています。

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室町時代には時宗寺院となります。
かつては円山公園あたりまで広大な寺域を有していました。

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平安の滝。
石垣をみていると、多くの石仏が見えてきます。

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庭園は相阿弥の作。紅葉が水面にうつります。

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長楽寺境内には、東山を愛した幕末の文人頼山陽、その子頼三樹三郎などの墓があります。

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大谷祖廟。

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山すそを北に少し行くと、大弁才天が。ここほ次に訪れる安養寺の境内の一部です。

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長楽寺、大谷廟の北。山裾にそっていくと慈円山安養寺に出会います。眼下の円山公園の名は、ここからきています。寺伝では桓武天皇勅願で最澄開基とされ都鎮めの寺であした。平安末に青蓮院の慈円が中興。法然がこの地に庵をむすんだ「吉水草庵」としても有名です。室町時代には時宗寺院となります。

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紅葉を見ながらひきかえします。
再び先ほどの大弁才天まで戻ります。傍らには慈円の供養塔がたたずんでいます。

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円山公園までもどり、外国人観光客でごった返す通りをしばらく行くと、紅葉真っ盛りの高台寺にたどり着きます。慶長年間に秀吉の菩提を弔うため妻北政所が開創した寺です。建仁寺の三江禅師を招き臨済宗の寺院となります。

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江戸時代中期にはたびたび火災にあったといい、当時あった多くの堂宇は失われているといいますが、それでも開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭など重要文化財建造物がのこります。

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国の史跡・名勝に指定されている庭園。小堀遠州によるものです。

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都名所圖會にも、千利休が好むと記載された傘亭。

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高台寺を出ると、高台寺の宝物を展示する掌美術館、ねねの住まいした圓徳院も訪問。
高台寺から八坂法観寺へ。外国人や、レンタル和装の若者がごった返しています。

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法観寺は京都観光案内の写真には必ず登場する八坂の塔で有名。聖徳太氏開基を伝えます。現在の塔須弥壇の下に古代の塔心礎石が残っており。白鳳期にはすでに堂塔があったといえます。現在の塔は永享2年(1440)の再建で、重要文化財。

八坂の塔から大雲院へ、そして八坂神社に戻ります。
大雲院は織田信長の子信忠の菩提を弔うため、二条城の場所に建立された寺院。その後秀吉の都市政策で四条河原町に移転。この時期の大雲院の一角は2014年に発掘調査されています。昨年の栗東歴史民俗博物館での兼康保明氏の講演では、旧大雲院出土の豊臣秀次供養塔がでてきましたね。
さらに大雲院は昭和40年代に東山の地に移転し現在に至ります。現大雲院は大倉財閥の設立者大倉喜八郎旧邸。大雲院移転の前からあった銅板屋根の祇園閣が目を引きます。祇園閣は国の登録有形文化財。

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八坂神社に戻ってきました。今回のウオーキング終点です。
お疲れさまでした。



























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大変遅くなりましたが、京都の社寺をめぐる見学会の記録です。まずは1回目。

いがぐりの会で現在とりくんでいるのが「都名所圖會」の輪読。ここに取り上げられている京の社寺をめぐる見学会その1回目、東山界隈です。

923日。4名が参加しました。

地下鉄東山駅でおり白川の橋をこえると、坂本竜馬とお龍が祝言をしたとする石碑が建立されています。坂本竜馬とお龍は元治元年(18648月にこの付近にあった青蓮院塔頭の金蔵寺で内祝言をあげたとされます。禁門の変(同年7月)のころ。京都はとても暑かったことでしょう。


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蹴上から東山三条までの一帯は、山城国粟田郷をぬけるため「粟田口」といわれは、山科から京都の東側へ入る、交通の要衝でした。東山駅を東に、三条通を南にはいると粟田神社があります。粟田口に鎮座するこの神社は、古くは牛頭天王をまつり、粟田天王社、粟田八大王子社とよばれ、疫よけ病よけの神として東海道・東山道を行きかう旅人は旅の安全を願いました。明治からは粟田神社と呼ばれるようになります。祭神は素戔嗚尊、大己貴命。三間社流造の本殿および、本殿の前に接続する幣殿は文政
6年に再建。拝殿は元禄16年に創建を伝えるもので、いずれも京都市の指定文化財です。10月に行われる粟田祭は千年の歴史があります。近年世渡り神事の粟田大燈呂が大学生により復元されています。

今日の小旅行の安全を祈願。

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さらに一行は粟田神社の西に位置する青蓮院門跡へ。平安時代末に造営され、明治に至るまで皇族や五摂関家の子弟が門主を務めた天台宗の古刹です。天明の大火には仮の御所となり、「粟田御所」とも呼ばれます。

天然記念物の楠を見ながら門をくぐります。

植髪堂。青蓮院第3代門主慈圓により得度した親鸞聖人の髪を祀ります。

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青蓮院の国宝青不動は日本三大不動のひとつ(ほかは三井寺黄不動、高野山赤不動)で、もと朝廷において皇族に信仰されていたもの。不動明王は密教で宇宙の中心的存在である大日如来の化身であり、国家や皇室の安寧を祈願されてきました。平安時代末には宮中と関連の深い青蓮院に下賜されました。煩悩を焼き尽くし諸願成就させる霊験あらたかな不動明王として、現在も信仰をあつめる秘仏です。平成26年には青不動をおまつりする清龍殿が東山将軍塚の青蓮院飛び地境内に完成しています。この清龍殿、もとは北野天満宮の近くにあった大日本武徳会京都支部の建物で、戦後は平安道場といわれ京都府警武道場としてつかわれていましたが、近年老朽化で閉鎖されていたものです。
今回は立ち寄らず、隣接する浄土宗の総本山知恩院へ。

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この日は、たまたまお彼岸のお中日。お墓参りなどの人が多く、私たちも本堂での法要に一部参加しました。境内では国宝御影堂が江戸時代の再建以来の修復工事中で覆屋に囲まれていました。平成
30年度末までの大修理とのこと、完成後にまた訪れることにしましょう。大鐘は寛永13年の鋳造。鐘楼は延宝6年に建立された重要文化財です。17人突かれる除夜の鐘は年末の風物詩です。

東山界隈あるき、第1回目はこのへんで・・。

(2回目の報告はいつになるかわかりません(^^;)

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