市民学芸員の会で輪読している「都名所圖會」の舞台を訪ねるウォーキングの第1回です。今回訪れたのは都名所圖會でも紹介されている壬生狂言です。

壬生寺

しかしその前に・・・

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京都駅からスタートして、まずは修復が終わった東本願寺へ。
その荘厳華麗な姿に、見とれるひと時。

東本願寺をでると、烏丸通から一筋東、不明門通(あけずのもんどおり)へ。北へ進むと突き当りが平等寺(因幡薬師)です。この平等寺の門が常に閉ざされていたことから不明門通といわれます。平等寺は都名所圖會に因幡堂平等寺と紹介されており、ご本尊のの薬師如来は日本三如来とのこと。いまもがん封じの寺として信仰されています。

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さて、次はやや東へ寄り道して仏光寺へ。

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仏光寺の草創は山科の親鸞聖人の草庵で、その後、今比叡汁谷に移り隆盛をきわめました。天正年間に秀吉によって現在の地に移されます。境内には京都造形芸術大学とのコラボでおしゃれなショップができています。

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仏光寺から平等寺へもどりさらに西へ。壬生寺を目指します。こちらは途中の新玉津神社。都名所圖會にも紹介されています。北村季吟はここに宮司として住み、万葉集の注釈書を編さんしました。

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京都ではマンションの合間に、歴史が残されています。
ここは亀山藩京屋敷跡。

壬生寺

いよいよ壬生寺です。壬生寺は四条大宮近くに位置する律宗寺院。三井寺僧快賢の創建で小三井寺とよばれた寺院です。
壬生狂言は正しくは壬生大念佛狂言といい、鎌倉時代の終わりころ円覚上人により創始、身振り手振りの無言劇で仏の教えを説こうとしました。江戸時代には大衆の娯楽としても発展しました。

訪れたのは公開初日(4月29日)です。春とは思えない寒さのなか1時間以上待って壬生狂言のチケットを購入。(中では撮影禁止です)演目は毎日かわります。この日は、炮烙割り、桶取り、土蜘蛛、大黒狩、蟹殿。ガイドブック片手に鑑賞します。仏の教えが説かれているほか、コミカルな掛け合いなどもあり、寒風の中4時間半はあっという間に過ぎました。

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土蜘蛛の出す糸は厄除けになるそうです。
少しだけ手に入りました。

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また違う演目を見に来るという会長。
5月5日までの公開です。迫力の炮烙割りは毎日公開。最終日は夜の部で結願式が行われます。
帰りはバスで京都駅に向かいました。