第12回市民学芸員の会公開講座「新善光寺の阿弥陀三尊像について」が開催されました。
講師は、龍谷ミュージアム講師の松岡久美子さん。
7年前まで栗東歴史民俗博物館におられ、仏教美術のすばらしさについて伝えられてきました。
今は仏教専門の博物館にて活躍されています。

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講座では善光寺式阿弥陀三尊について解説され、善光寺如来の模造としての新善光寺像の位置づけを、その制作技法をふくめ詳しく説明されました。
そのうえで、中世に生きた人にとって、善光寺如来がどのような存在であったか、何をもとめ信仰したのか、明快に語っていただきました。
参加者は40名。講座のあとには熱心に質問されていました。

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そして、現在開催中の「林の歴史と文化」展の解説会が、急きょ開かれました。
ここでは考古資料から絵図にいたるまで、小地域の歴史が凝縮されています。講座とあわせ、充実の午後となりました。

そして、夜は松岡さんを交え、懇親会。
ここでも仏教の話題が尽きませんでした。
さあ、年度末。あとは市民学芸員の会総会を残すのみです。