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栗東歴史民俗博物館で、連続講座が始まりました。
第1回目は「紫香楽宮」で、甲賀市教育委員会の鈴木良章さんに講演していただきました。
奈良時代中ごろの聖武天皇の時代。信楽の山間の地に宮が営まれました。
奈良の都から恭仁宮、近江、伊勢・・と行幸をつづけた聖武天皇。ついには紫香楽の地で大仏造立の詔がだされ寺院建設がはじまります。天平17(745)年正月には「新京」と呼ばれ、上級官人の饗応などが行われています。しかし、その後度重なる火災があり、聖武は恭仁宮に旅たちます。
そんな謎めいた宮の調査を続けられた鈴木さん。
ついには平成12年度に宮町遺跡で長大な建物を発見されます。掘っても掘っても規模が判明できないほどのものであったといいます。さらに北側では大型の東西棟、それを中心にしてもう一方の長大な建物が発見され、紫香楽宮の朝堂院が明らかになってきたのです。最近では朝堂地区を中心に、水田畦畔や発見された溝を手掛かりに、紫香楽宮の企画性を考えられているとのことです。
解明が進んできたと思われる宮町遺跡ですが、まだ全体の数パーセントしか掘っていないとのこと。これからの調査研究の進展が楽しみです。

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さて、来週はさらに謎めいた宮、保良宮です。

連続講座「ここまでわかった!?近江の三つの宮」
 ★博物館研修室にて
 ★参加費(資料代 200円)市民学芸員のみなさまのお手伝いをお願いします。
 主催:栗東市教育委員会 公益財団法人栗東市体育協会 
    栗東歴史民俗博物館市民学芸員の会
 【第1回】「紫香楽宮」11月21日(土)14:00~…終了しました。
   講師 鈴木良章さん(甲賀市教育委員会)
   旧信楽町時代から、宮町遺跡の調査・研究にかかわってこられました。
 【第2回】「保良宮」11月28日(土)14:00~
   講師 千歳則雄さん(皇子山を守る会)
      小松葉子さん(滋賀県文化財保護協会)
   保良宮推定地を歩き、歩き、そして研究を重ねられている方々です。
 【第3回】「近江大津宮」12月5日(土)14:00~
   講師 櫻井信也さん(栗東歴史民俗博物館)
   博物館の櫻井さんから、じっくり大津宮の話を聞けるチャンスです!