いよいよ明日9月19日(土)より、栗東歴史民俗博物館では、中島家住宅かまど再生事業関連展示「湖国のヘッツイさん」がはじまります。
さて、ちょっと昔の暮らしの中で、非常に身近であったかまど。
大昔はどうだったでしょうか。
何千年も昔の縄文時代から、人々の生活に、火はなくてはならないものでした。半地下式の住居のなかで、火をつかって調理していたけれど、その当時はかまどはありませんでした。縄文時代、弥生時代そして古墳時代前半くらいまでは、かまどではなく炉で調理をしていました。半地下の家に囲炉裏があるようなものでしょうか。
古墳時代中ごろになると、いろんな技術が朝鮮半島からつたわってきますが、かまどはそのころから作られるようになったのです。かまどは半地下式の家の端に粘土で作られ、煙はトンネルを通って屋外に出されます。調理の熱効率があがり、家の中の環境も良くなったと思われます。かまどのはじめのころには、韓国のオンドルのように、煙の道が屋内にL字状にめぐるものがあり、栗東でも発見されているのです。古墳時代後期にはかまどが普及していきます。そのころになると、つくりつけのかまどだけでなく、焼き物でつくられた移動できるかまども登場します。滋賀県で有名なのがそのかまどのミニチュア。大津市の古墳群で多く発見されており、渡来人の風習とされています。黄泉の国での飲食のための道具とかんがえられたのでしょう。飛鳥時代頃になると、住居が半地下の竪穴住居から掘立式のものに変わり、煮炊きの方法もまたかわっていくのです。

展示解説は9月26日(土)14:00~です。
ぜひ参加しましょう。