旧中島家住宅かまど再生事業、いよいよ新しいかまど構築の日がやってきました。
20年間使われたかまどを砕いてふるった土、下戸山の田んぼからいただいた土、砂、藁スサなどを混ぜ合わせた土が、この日をまっていました!!

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朝からどんよりとしたお天気の中、まずは館長あいさつから。

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本日使用する木コテには、参加者のサインが入ります。サポーターの皆さんのサインのあと、市民学芸員も名を連ねます。

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旧中島家の庭で熟成させた土。今年の梅雨、能く雨が降ったので水分が抜けず、市民学芸員も四苦八苦しました。なんとか、使える土になってくれたみたいです。ひねたにおいが熟成を証明しています。
この土をつかって泥団子を作り、かまどを積み上げるのです。まず左官のプロ、宮奥さんの話を聞きます。

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土の中に、新しく刻んだ藁を入れ、水分を調節します。
長靴でフネに入り混ぜ混ぜ・・・。子供たちも大喜び。

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藁で水分を調節した土を団子にしていきます。
宮奥さんによれば、熟成されたこなれた藁と、新しく入る藁が混ざることで、かまどの強度が増すのだそうです。

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中島家の土間に設置されたかまどの内型。この周りに土を積んでいきます。

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まずは1段目。まだまだ先が見えません。

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まだまだ藁が必要です。
スタッフ、じゃんじゃん刻んでいきます。

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団子状の土をなじませていきます。

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焚口の様子。

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焚口の部分には瓦が使われます。
だいぶつみあがってきました。

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こんな感じです。ずいぶんつみあがったので、あとは明日のメンバーにバトンタッチです。

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雨の中、お疲れ様でした。