栗東歴史民俗博物館市民学芸員の会のブログ

旧中島家住宅は明治時代初めごろ建築された住宅で、現在は栗東歴史民俗博物館に移築されています。当時の農家の一般的な住宅の姿を残すもので、国の登録文化財に指定されています。
土間にあるかまどは、移築時に学芸員と地元のかたの協力で再現されたもの。火吹き体験など、子供たちの体験の場として活躍しています。
しかし、長年の使用で少々傷みがでてきており、今回作りなおされることになりました。
今回は、一般の参加者を募って、かまど素材の土作りから行われます。
(募集は4月5日まで)
市民学芸員も実行委員会メンバーとして活躍の予定。
自分たちでつくる、かまど。作る工程、出来上がり、そしてそこで炊くご飯。とても楽しみです。
★参加できる方は栗東歴史民俗博物館まで★


kamado
無題
    (かまど再生事業チラシより)

3月例会は以下の通りです。

1都名所圖會輪読会 426日(日)9:30

2文化ボランティア・竹村家鉄道資料整理 
  44日(土)13:30~
  4月25日(土)13:30

3かまど再生事業
  4月15日(水)10:00~15:00 かまど用土置き場作り
  4月16日(木)10:00~15:00 かまど用土採取・運搬
  ※15日、16日の持参物 
   長靴、わら用押切、鍬、スコップ、弁当
  4月19日(日)10:00~14:00 かまど再生事業参加者説明会

4展示「中沢の歴史と文化」~5月10日
  
5RISSミュージアムロビーコンサート
  4月26日(土)14:00~
  ピアノとチェロ 上質な音色につつまれて
   ピアノ:市川奈巳 チェロ:日野俊介
   ♪サンサース「白鳥」など

★会員の皆様、会費1,000円納入お願いします★
 

◆1~3の行事に参加できる方は栗東歴史民俗博物館まで◆








今、栗東歴史民俗博物館では小地域展「中沢の歴史と文化」が開催されています。
そこで、中沢の氏神である菌(くさびら)神社をたずねてみました。

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葉山川の堤防沿いにある、菌神社。堤防沿いの桜も、もうすぐ見頃です。

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菌神社は、社伝に舒明天皇九(637)年勧請されたとあります。はじめ口狭比良大明神と称しましたが、後に草平大明神、さらに安土桃山時代から菌大明神とよばれています。

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写真は拝殿。その奥に位置する本殿は嘉暦4(1329)年に上棟。延文4(1359)年に再建されました。さらに元禄4(1691)年に膳所藩主から神事料の寄進があり、新しく再建されています。一間社流造で、栗東市の指定文化財になっています。

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5月の例祭では、神饌としてじゃこのなれずしが供えられることが知られています。

さらに・・・
菌神社の北隣では、発掘調査で日本最小の銅鐸が出土しています。
弥生時代から、神聖な場所だったのかもしれません。

展示を見ながら、地域の散歩もいいものですね。

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